イケハヤNFTラジオ特別回!
今回はSukeさん(@Suke7251)モデレータのもとインタビュー形式で行われました。
1日経つとまた新しい情報が入ってくるイケハヤ氏の活動。
ちょっと待って!という方に向けて改めて活動内容など振り返りつつ
なぜそんな動きをしているのか意図の部分も教えていただきました。
【おさらい】イケハヤ氏の主な活動(2021年10月時点)
- CryptoNinjaの運営
- NFTクリエイター支援
- NFTのメディア運営
- NFTコレクターのグループ運営
なぜ二次創作に力を入れるのか?
日本特有の文化である二次創作。
日本最大のイベントであるコミックマーケットが有名ですね。
市場規模が元々大きい(800億)のに対し、クリエイター側が実はそこまで稼げていないという現状がありました。
版権元がOKを出していないパターンが多く二次創作自体がグレーゾーンとなっていることもあり、素晴らしい作品だけど原価ギリギリな状況という情報も。
イケハヤ氏の考えとしては
- 価値ある作品を的確な価格で売れる環境を作る
- 二次創作を歓迎するIPのポジション取り(大手はまだ参入できず)
- クリエイターがNFTに参入するきっかけになる
という狙いがある様子です。
公式公認の二次創作を販売できるサービス「Nijiso」
日本特有の二次創作という文化に新たな風を吹かせたのが
この「Nijiso」というプラットフォームです。
(引用元:Nijiso)
申請することで、Nijisoに登録されている作品の二次創作NFTを
公式もしくは公認がついた状態で販売することができる仕組みです。
これによってそれぞれに下記のメリットが。
- クリエイター:公式or公認NFTとして出品できる、販売時の収益が入る
- Nijiso:二次流通のロイヤリティが入る
元々二次創作自体がグレーゾーンであったのを、作品側が「許可をする」ことによって
堂々と販売できるようになる仕組みですね。
今のところはCryptoNinjaのみですが、どんどん参加作品が増えていくことでしょう。
「搾取しないNFTクリエイター事務所」の狙いとは
NFT出品代行サービスについて
NFTが広まってから「NFT出品代行」というサービスがちらほら出始めました。
(引用元:ココナラ)
もちろん中にはクリエイターをサポートするサービスもあるのですが
一部のサービスにはクリエイターではなく代行者のウォレットで販売するという手法をとっているという話も。
これを行うことで何が起こるかというと
- クリエイター:代行手数料がかかる、NFTの権利問題、ロイヤリティがもらえない
- 代行業者:代行手数料がもらえる、ロイヤリティがもらえる
という状況になりかねないのです。
NFTはクリエイター本人のウォレット経由でアカウントを作り、
コレクション販売することでロイヤリティが手に入る仕組みなので
そこを知らないクリエイターが搾取されてしまうということも有り得ます。
こういう状況を避けるべく、クリエイター自信がNFTを運用できるようにするということが大きな狙いということです。
「搾取しないNFTクリエイター事務所」の内容
主な内容は2つ。
- マーケターであるイケハヤ氏の知見を提供
- 場合によっては所属クリエイターのNFTを投資対象として購入する
主にNFTマーケティングの個人コンサルですね。
なお、これらを全て無償で提供しているとのこと。
無償で提供することでイケハヤ氏本人にはどんなメリットがあるのでしょうか?
イケハヤ氏のメリット
- 勉強になる
- クリエイターへの投資
- クリエイターとのつながりを作る
- 自身のコレクションへのプラスの効果(二次創作など)
- NFTのノウハウの蓄積
- ノウハウが貯めればメディアへの還元 →広告運用などにもつなげることができる
人に教えることでより知識や見解が深まるということもありますよね。
クリエイターと関わることで、そこで得た学びや気づきも自身のメディアに繋ぐことができるという見方もありました。
素晴らしい仕組みですね!
NFTを学びたい人に向けたメディア展開
イケハヤ氏が現在手がけているメディアは下記の通り。
- YouTube「Ikehaya NFT Univ.」
- メールマガジン&ニュースレター
- イケハヤNFTラジオ(Twitterのspaceにて)
- Voicy「イケハヤラジオ」
- NInja DAO(Discord)
- ブログ
今後はクリエイターさんにインタビューをしたものをニュースレターにて配信予定。
コレクターのグループ作成
クリエイターさんだけでなく、コレクター向けのグループも作成。(現在受付停止中)
元々海外ではこういったコレクター同士が集まるクローズドなグループがあり
それを日本でもやってみたという経緯があります。
グループは「エントリークラス」と「トップコレクターグループ」の2種類。
コレクター同士の繋がりで情報が巡っているということです。
クリエイターが今後コレクションを発展させるには?
クリエイターだけでなく投資家でもあるイケハヤ氏より
投資家目線でコレクションのどこを見ているか見解が聞けました。
- 理解度:ブロックチェーン、NFTを理解しているか
- 本気度:どれだけ本気でやっているか
- 継続力:どれだけ続ける意思があるか
つまり、運営者を見ているということになります。
これを踏まえた上で言えることが下記の通り。
- 長い目でやってみる
- 市場を見ながら新作のペースを考える
- 新作を出す以外のコレクション運用を行う
新作を出す以外のコレクション運用はたくさんあります。
- コミュニティ運用
- 営業
- マーケティング
- 情報発信
市場が本気で立ち上がるのは1年後と長い目で見ることで
すぐに結果が出なくても、コツコツ地盤を固めることから始めると良いですね。
情報発信は何から始めればいいか
Twitterを始めればOK。
ただ、作品だけじゃなくクリエイター自身の考え方や初感も発信するとなお良い。
- クリエイターはどう感じているか
- コレクション運用しながらうまくいったこと、困ったことなど
後から始める人に役立つ生の声を発信していくことも重要です。
「ニュースを作る」ってどうやって作れるのか
イケハヤ氏の回答は「世間が求めてるニュースを想像してそこから逆算してみる」というもの。
「YAHOOニュースのトップに乗るために何をすればいいか」を考えてみるとイメージがつきやすいということでした。
(引用元:YAHOOニュース)
例えば「ヒカキンNFTで寄付」 という見出しを思い浮かべるとします。
するとこの見出しをつけるためには、まずヒカキンさんがNFTによるチャリティーキャンペーンを知り、応募する流れを作らなくてはなりません。
では、ご本人にどうやってこれを伝えるか…といったようにどんどん結果から逆算をしていけばいいわけですね。
このように話題になることを考え、それを実現するにはどうしたらいいかを少しずつさかのぼって考えていくのです。
今後NFTはYAHOOトピックスにのるという見解を示していました。
そしてそこにどうCryptoNinjaが食い込んでいくかを考えている様子です。
質問コーナー
売るタイミングと条件はありますか?
miinさんの作っている国内NFTランキングを参考に、売れやすい時期と売れにくい時期を見定めると良いという回答でした。
https://twitter.com/NftPinuts/status/1449973027198824454?s=20
2021年10月現在売れにくい状況なので、常にマーケットを観察しながら見定めるということ。
その間に何をするかは本記事の「クリエイターが今後コレクションを発展させるには?」を参考に。
コレクション専用SNSアカウントを作った方がいいか?
イケハヤ氏は現在2つのアカウントを運用していますが
- 基本的に本アカウントで情報発信
- CryptoNinjaアカウントは海外ユーザー向け発信
ということでした。
基本的には新しく作る必要はなく、そのままのアカウントでNFT情報発信をしていけば良いということ。
また「フォロワーの少ないコレクションは本気度が低いと見られる」という投資家目線の意見も。
別アカウントを作るにしても本気でSNS運用する勢いじゃないと厳しそうですね。
最後に
イケハヤNFTラジオは今後平日の月・水・金を目安に開催予定です。
(ただしイケハヤ氏の気分によっては他の曜日もやる可能性があるらしい笑)
YouTubeもどんどんUPされていますので要チェックです。
クリエイターさんのインタビューも始動する模様。
ますます今後の動向から目が離せないですね!